その「転職」ちょっと待った!!
貴方の転職は、ただ自分の逃避ではないか?仕事以外に得意なことや本当にやりたいことが見つけられているか?転職活動の前にするべきこととして、転職度チェック・仕事以外のキャリアの棚卸についてまとめています。
転職が自分自身の逃避となっていないか?
転職の理由が現在の不満だけだとしたら、今一度考え直す必要があるかもしれません。転職先を選ぶということは、今までの自分の行き方を変える(転職先によれば180度変わる)ことになるといっても過言ではありません。つまり、自分の行き方を選ぶといってもよいでしょう。
私は飲食業からシステム会社へ転職しましたが、環境の変化へは柔軟に対応できましたが給与や待遇面では一気にどん底です。しかし、自分のやりたいこと、(以前の職場と比べると)計画性のある生活ができることなど、生き方はよいほうへと変わったと思います。また、貯金や退職後の計画も1年前くらいから立てていたので精神的・体力的に余裕を持って過ごせたと思います。
転職の理由や状況は様々ですが、動機が明確にあるかないかで、今後の転職活動が前向きになり、成功する確率が高まるのではないでしょうか?
転職度チェック
□給与や待遇などまわりの噂に流されていないか?
□他の会社や仕事を自分自身のイメージだけで判断していないか?
□自分の思うように仕事が進められないことを会社や他人のせいにしていないか?
□転職し会社や環境を変えることで自分も変わると思っていないか?
□現在の会社の人間関係がわずらわしいだけではないか?
上記の項目が全て当てはまるわけではありませんが、今一度考え直す機会としてチェックしてみることは重要です。
仕事以外の得意なことやりたいことを見つける
同業への転職はもちろん、異業種への転職に役立つのが仕事以外の今までの自分のキャリアを今一度、整理することです。いわゆる仕事以外の「キャリア」の棚卸です。希望の職種や業種が見つかったとしても、今までの自分の経験ややりたいことが仕事に生かせない点が少なければ、仕事以外の「キャリア」との接点もすくなくなり、今後の成功のチャンスの幅も広がりません。やはり夢と現実は違いますが、少なくとも意識し・行動することは大切です。次にあげるキーワードをもとに、今までの自分自身を振り返ってみましょう。
仕事以外の「キャリア」の棚卸シート
□貴方が興味を持って他の人に話せる話題は何ですか?
□まわりの人にできないことで、貴方ができることはなんですか?
□まわりの人にはない人脈を持っていますか?
□まわりの人がした事のないような経験はありますか?
□今までに他の人にしてあげて、喜ばれたことは何ですか?
□今まで上司や同僚、友人に褒められたことは何ですか?またどのように褒められましたか?
私が特に重要だと考える項目は2番目の「まわりの人にできないことで、貴方ができることはなんですか?」ということです。4番目の「まわりの人がした事のないような経験はありますか?」にもつながることですが、意外にまわりの人は他業界のことは理解できていません。得意げに話す人もその業界の表面的な部分(ニュースや新聞等の情報)、さらに踏み込んでもその業界に勤める人からの生の情報です(人脈の部分で重要なことですが・・・)。さらに自分自身はその業界に勤めているがために「このぐらいのことみんな分かるだろう」と、半場その業界のことが日常においても常識的になります。職業病もそのうちの一つと考えられます。しかし、くどいようですが、この職業病についてもなった人にしかわかりません。これらが仕事以外ともなればなおさらです。
以上からわかるように、私には何もとりえがないと思う人も今までのキャリアを棚卸することで転職への動機付けになると思います。ちなみに私もそうでしたから。