Gartner は10月9日、2008年における戦略的テクノロジーのトップ10を発表。戦略的テクノロジーの定義は、今後3年間に企業の活動に大きな影響を与える可能性があるテクノロジーとのこと。以下、Gartner が予測する2008年の戦略的テクノロジートップ10から引用。
2008年の戦略的テクノロジートップ10
グリーン IT
環境規制が厳しくなっており、データセンターを構築する企業には影響が大きい可能性がある。サーバーの設備には、消費電力の効率化が重要になる。
統合コミュニケーション
IP電話の移行はまだ完全ではなく、今後3年間で多くの企業が IP電話へ移行すると予測できる。
ビジネス プロセス モデリング(BPM)
BPM スイートがサービス指向アーキテクチャ(SOA)の開発を補完するものとして重要な役割を果たすと予測。
メタデータ管理
顧客データの統合管理、製品の統合管理、製品情報の統合管理を実践している企業は、2010年にかけて全社的な情報管理戦略の一環としてこれらのマスターデータの管理をさらに統合することになる。
仮想化2.0
仮想化と、サービス単位でポリシーベースの自動化によって、リアルタイム インフラストラクチャ(RTI)が構築できる。
マッシュアップと複合アプリケーション
2010年までには、Web マッシュアップが、複合的なエンタープライズ アプリケーションを作成する際のモデルの80%を占めるであろう。また、マッシュアップ テクノロジーは、今後5年間でさらに大きな進化を遂げるだろう。
Web プラットフォームと Web 指向アーキテクチャ
企業は2008年から2010年にかけてSaaS(Software as a Service)のサービス化が有効な分野を模索する必要がある。さらに、今後3年から5年で Web プラットフォームがビジネスに与える影響についても検討する必要がある。
コンピューティング ファブリック
実世界 Web(Real World Web)
リアルタイムに現実世界の状況に応じて対応できるテクノロジーによるサービスの提供。
ソーシャル ソフトウェア
企業における Web 2.0 製品では、2010年にかけて続々と新技術が開発され、新製品が投入されると予測される。
Gartner が予測する2008年の戦略的テクノロジートップ10(japan.internet.com) - Yahoo!ニュース
2008年の戦略的テクノロジートップ10の私見
トップ10に付け加え、私は、先日の
Googleの携帯電話向けプラットフォーム「Android」早ければ2008年の後半
でも取り上げたようにモバイル、つまり携帯電話が重要な役割を果たすのではないかと思う。
世の中、「便利になった」、「面白い技術が生まれた」と感じることはあるがそれを未だに使いこなせていない部分がある。
『情報格差』といわれているが『情報格差の連鎖』が既に起こっているように思う。もちろん、「その情報を利用すること」も連鎖の中に含まれている。