YSTに対する私的憶測を紹介しています。
注)いくつか確認できることはありますが、それもYSTによる事実確認はできていません。あくまで憶測ですのでご注意ください。
YST(Yahoo! Search Technology)とは?
YST(Yahoo! Search Technology)とは、YSTはYahoo!が自社で独自に開発した検索技術のことです。しかし、ゼロから構築をしたわけではありません。簡単にいうとInktomi、AlltheWeb、altavistaという各社の3つ製品を1つに統合し、その結果生まれたのがYSTになります。
米Yahoo!
2002年12月 Inktomi(検索技術開発)を買収
2003年7月 米Overture Services Inc.(検索連動型広告で急成長)を買収
Overture
2003年2月 検索会社altavistaと、FAST社のWeb検索部門(AlltheWeb)を買収
この結果、Yahoo!はアルゴリズム型の検索技術として Inktomi、AlltheWeb、altavistaを、検索連動型広告の技術を含めたOvertureを得たわけです。
さらに、YSTはInktomiがベースになっており、AlltheWebとaltavistaの長所を併せ持ったものと推測されています。その理由は、YSTのクローラー名がYahoo! Slurpであり、Inktomi時代の "Slurp"というクローラー名を引き継いでいる点です。(アクセス解析を見れば確認できると思います。)
YSTの最新情報についてはについては以下の
Yahoo!検索 スタッフブログ
(公式ブログ)で確認できます。Yahoo!検索 スタッフブログではYahoo! Japanの各サービスの検索状況がわかります。
Yahoo!検索 スタッフブログ(YSTのタグ)
YST(Yahoo! Search Technology)に対する私的憶測
何かの記事で読んだ記事を思い出しました。それを含め以下
YSTに対する私的憶測です。
・上位に占める多くのウェブサイトは、一般的・一般論的なサイトが多い。このため一部の意見や否定的な意見(明らかなスパムは除く)が見落とされる可能性が出てくる。
・この問題を解決するため不定期に順位が変更される可能性がある。逆にそうしなければ技術(テクノロジー)や人間考え方に発展がなくなるのでは?
・しかし、被リンク(バックリンク)はどんな状況になっても有利に働くであろう。(実社会を考えると良くも悪くもそういわざるをえない)
・結論としてキーワード+関連キーワード+最新キーワードをサイト内に豊富に取り込み、それに対して独自の考え方を述べる必要がある。それが論文的(*)であればさらによいと思う。そして常に更新を続けること。(常に向上心〔更新〕している人間は魅力的だ!)
以上です。
YSTについて以上の憶測を立てたのはYahoo JapanがYahooカテゴリという独自のリンク集を持っていることからより人間的な視点を重視しているのではないか?と思うからです。
(*)論文的というのは、インターネットが軍事・学術のもとに発展を遂げてきたことからいえることです。実際にサーチエンジンで検索しているとそれに類するものが多く出てきます。また、それらが掲示板をはじめ多くの特集やブログで引用・リンクされています。そしてこれらのサイトのページランクが高い(少なくともある)ことがわかります。