子供のおもちゃは遊び道具としてだけではなく、おもちゃを見たり聞いたりすることで、その感覚や体の発達、心の成長のを促します。このように成長に重要な役割を果たすおもちゃの安心・安全はもちろん、成長に合わせたおもちゃを選ぶことで子供の好奇心を大いに刺激しましょう。
子供のおもちゃの選び方の基本
いざ子供のおもちゃを選ぼうと思っても迷ってしまいます。おもちゃを選ぶ際の基本的なことを紹介しています。
口にしても安心・安全で成長に合わせたおもちゃを
子供はおもちゃに限らず何でも口にしようとします。誤って飲み込まない大きさか?なめても安全で色落ちしない塗料を使用しているか?などをよく確かめましょう。
子供のおもちゃを選ぶ際は、おもちゃに表示されている適性年齢・月齢を目安にします。そのなかで子供が興味や好奇心を持つおもちゃを選びましょう。おもちゃ屋さんなどで実際に遊ばせて見るのもおもちゃを選ぶよい方法です。最近は知育玩具や知育おもちゃが人気ですが特に気にする必要はないでしょう。成長よりも難しいものを無理に与えようとすると逆効果だからです。
簡単に壊れないおもちゃ、色々な選び方ができるおもちゃを
子供はおもちゃの扱い方がわからないため、落としたり投げてしまうこともあります。せっかく購入したおもちゃです。投げたり、たたいたりしても耐えられる丈夫なものを選ぶようにしましょう。
おもちゃの遊び方が1つに決まっているよりも、積み木のように自分で遊び方を選べたり、発見できるおもちゃを選ぶようにしましょう。このようなおもちゃのほうが、子供の考える力や創造力を伸ばすことができます。1つのおもちゃで色々な遊び方ができれば経済的にもよいですね。
月齢別のおもちゃの選び方
■ 0〜4ヶ月
0〜4ヶ月は徐々に目が見えるようになってくる時期です。赤ちゃんがおもちゃに好奇心を示し、刺激される時期でもあります。ですから、はっきりした色の組み合わせのものやオルゴールメリーなどの音が出るものがよいでしょう。
■ 5〜7ヶ月
お座りができるようになると、両手でおもちゃを持ったり、手を伸ばしたりしておもちゃに触ろうとします。触るとゆれたり、音が出るものやボールや積み木などがよいでしょう。積み木は昔からあるシンプルなものの他、入れ物を使用したはめ込み型の積み木や、鏡や鈴の仕掛けで関心を引くものもあります。
■ 8〜11ヶ月
この頃になるとようやくはいはいができるようになります。動くおもちゃ、ボールなどを追いかけて遊ぶのが面白くなる時期です。また、指先も起用になるので色々な仕掛けのあるおもちゃもおすすめです。
日常生活にもつながる、扉を開けたり、つまみを引っ張ったりするなど、単純な動作でも繰り返すことで体の動きを発達させる訓練になります。また、行動範囲も広がりますので、持ち運びできるおもちゃも重宝します。
■ 1歳
よちよち歩きやつかまって立つことができるようになる時期です。行動範囲はもちろん遊びの内容も今まで以上に広がります。またがって乗るおもちゃや押して歩くと音が鳴るもの、おままごとやキャラクターにも興味を示し始めます。おままごとをはじめ何かをまねる遊び(ごっこ遊び)は人間の豊かな情緒、感情のコントロールを養います。小さな子供にとっては大切な遊びといえます。
この他、心や感性、創造力を伸ばす遊びに「お絵かき」があります。1歳くらいになると子供でも書きやすい(握りやすい)幼児用のクレヨンを用意しておきましょう。口に入れても安全なもので「食べてはいけない」というのを教えるために苦味のついたものもよいかもしれません。家具や壁に落書きしたときのために水でふき取れるクレヨンもあります。
子供におもちゃを与えるだけでなく
せっかく選んだ、購入したおもちゃです。子供に与えるだけではなく、一緒に遊んであげましょう。遊び方のヒントを教えてあげたり、何かを達成したら褒めてあげたりすることで子供の遊び方も広がります。そして、お母さん・お父さん自身も何か新しいことを見つけることができるかもしれませんね。