コンディショナーとトリートメント&ヘアマニキュアとヘアカラーについて紹介しています。ヘアケアやヘアスタイリングの中には似たような名前や感じのものがありますが、違うものがあります。自分に合うものを見つけたかったり、憧れのヘアスタイルへ近づきたいなら以下の違いは押さえておいたほうがよいでしょう。
コンディショナーとトリートメント
コンディショナーとトリートメントはシャンプーの後に、髪に潤いを与え、まとまりを出すための重要なヘアケア製品です。「どちらを買えばいいの?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
コンディショナーは髪の表面を油分でカバーし、シャンプーをした後のきしみや水分の蒸発をおさえます。さらに髪の表面のコンディションを整えます。
一方、トリートメントは、成分が毛髪の中まで浸透するため、コンディショナーと同じ働きに加え、髪の内側から整えてくれます。
これらの働きをふまえ、髪のダメージが気になる場合はトリートメントで髪の内側からケアすることが重要だということがわかりますね。なおコンディショナーを使用してからトリートメントを行うのは、せっかくの成分が髪に浸透しないので間違いです。
正しいコンディショナーとトリートメントを使用したヘアケアは、「シャンプー」→「トリートメント」→「コンディショナー」の順番です。
ヘアマニキュアとヘアカラー
カラーリングと聞くとヘアマニキュアとヘアカラーが思い浮かびますが、これらを含めどのカラーリングも同じものだと思っている方は少なくないのではないでしょうか?
一般的にヘアカラーは「アルカリヘアカラー」のことをいいます。アルカリヘアカラーは、髪のメラニン色素を分解して脱色しながら髪の内部に染料を入り込ませて定着させます。このため発色がよく、色持ちもよいという特徴があります。
一方、ヘアマニキュアはメラニン色素を分解せずに染料を髪に浸透させます。つまり、髪の毛本来の色は変えずに(脱色せずに)染料で髪の表面をコーティングするということです。カラーリングに比べて色落ちしやすいですが、髪へのダメージが少なく、紫外線からのダメージを抑えてくれるという特徴があります。
美容室でカラーリングをする際は髪の傷み具合やカラーと併せて相談するとよいでしょう。
ブリーチ(脱色)とは?
ヘアマニキュアとヘアカラーについて紹介したので「ブリーチ(脱色)」についても少しふれておきましょう。ブリーチ(脱色)は髪のメラニン色素を分解することで髪を脱色します。したがって少なからず髪へダメージを与え、髪を傷ませてしまいます。このためブリーチ(脱色)のやりすぎや、したままほっておくといった行為は厳禁です。ブリーチ後はヘアケア剤を用いて適切な対策をしましょう。これだけでも髪のパサつきや切れ毛を緩和することができます。