VDT(Visual Disply Terminal)とは?
VDTとは、コンピューターをはじめ、ワープロやテレビゲームなどコンピューターを使用するための表示装置のことをいいます。
現代においてこれらは職場や家庭、街中、店舗・・・といたるところに完全に浸透しているといってよいでしょう。VDTの普及により生活はとても便利に、楽しいものになりましたが、目にとっては重大な出来事といえます。
VDT(Visual Disply Terminal)症候群とは?
私達の周りにはワープロやコンピューター、テレビゲームなど多くの
VDTがたくさん存在します。このVDTが原因でVDT症候群という新しい病気が増加しています。
VDT症候群とは前述のVDTを長時間使用することにより、目はもちろん体や心にまで影響を及ぼす病気のことです。別名テクノストレス眼症ともいわれています。
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VDT症候群の体の症状
○肩こり、首・肩・腕の痛み、だるいといった症状が起こる。
○慢性的になると、背中の痛み、手指のしびれなど様々な症状へ進みます。
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VDT症候群の精神の症状
○不安感、イライラ、抑うつ状態になります。
■ VDT症候群の眼の症状
○視力低下(近視など)
○目の病気(結膜炎・ドライアイなど)
○眼の疲れ、目のかすみ(ぼやけて見える)、目の痛み
以上の他に額の圧迫感やめまい、吐き気まで起こすこともあります。
職場(オフィス)でできるVDT症候群対策
■ 適度な休憩・体操
1時間ごとに10分程度の休憩をとります。休憩をとる際に遠くのものを眺めるとよいでしょう。
休憩とともに軽く体を動かし、ストレス(緊張)をゆるめるとよいでしょう。
■ メガネ・ドライアイ・緑内障の方
メガネ・コンタクトレンズを使用している方は自分にあったものを使用します。
ドライアイ・緑内障の方は、VDT作業でさらに悪化する場合があります。異常を感じたら早めに専門の眼科医に診てもらいましょう。
■ VDT作業をする際の理想のスタイル
職場(オフィス)の明るさは、十分な明るさを保ちましょう。ディスプレイとの距離は40〜70センチがよいとされ、適切な姿勢で作業をします。また書類との距離と余り差がないようにします。視線はやや下向きに、画面には反射を押さえるファルターを使用するのもよい方法です。
子供の目とVDT 症候群
近年、テレビゲームはテレビのように一般家庭に普及し子供の約半分は、それに熱中しているといわれています。長時間、テレビゲームをしていると目が疲れるのはもちろん、肩がこったり、頭痛がしたりといった症状を起こすことがあります。これら以外には、近視になる危険性が高くなったり、はっきりしたことはまだわかっていませんが、「てんかん」になったという事例もあります。